中高年を狙うブラック企業の罠とは?

最近、中高年をターゲットにしたブラック企業が増えていることをご存知でしょうか?「企業の利益は上がっていて黒字なのに、給料は一向に増えない」という、中高年が搾取されている現象が起きているのです。

 

そんな悪条件でも中高年はブラック企業を辞めるに辞められない理由があります。それは、「中高年には後が無い」ということです。ただでさえ苦労して転職したのに、ここを辞めてしまったら中高年には後が無い、そしてそれを良く知っているブラック企業によって飼い殺しにされてしまうのです。

 

ここでは、中高年を狙うブラック企業の狡猾な罠について詳しく説明し、そして、そんなブラック企業に捕まってしまわないためにはどうすればよいかについてご紹介します。

 

この記事でわかること
■中高年はなぜブラック企業に入ってしまうのか?その理由は「後が無い」という焦り?
■早く転職したい中高年と手っ取り早く人を採りたいブラック企業は利害が完全に一致?
■年収が高ければブラック企業に捕まらないわけではない。それはなぜか?

 

 

「後が無い」中高年の焦り

中高年の転職者がブラック企業にいとも簡単に捕まってしまい、そして、さらに悪いことにブラック企業とわかっていても辞められないのには、理由があります。
それは、「この求人を逃してしまったら、他に転職できるところはない」「ここを辞めてしまったら、他に働けるところがないかもしれない」という、中高年の焦りです。

 

それを裏付けるものとして、次のデータを見てみてください。

 


http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/14-2/kekka.html
出典:厚生労働省 平成25年雇用動向調査結果の概況
4 転職入職者の状況(3)転職入職者が前職を辞めた理由

 

これは、年齢別の転職者が前職を辞めた理由です。仕事内容や人間関係、収入、労働条件への不満で辞める人は若い人ほど多く、年齢が高くなればなるほど減っています。一方、会社都合で辞める人は年齢が高いほど多くなっているのがわかります。

 

つまり、職場に不平不満を漏らさず頑張っていても会社都合で辞めさせられてしまうのです。中高年は「今辞めてしまったら、後が無い」と追い詰められています。だから、そこにつけ込むブラック企業に捕まってしまい、逃げられないのです。

 

本項の『一目でわかる』ポイント

後が無い中高年はブラック企業の求人を選ばざるを得ず、ブラック企業を辞めることもできない。

 

 

早く転職したい中高年と安い賃金で働かせたいブラック企業の利害が一致

早く転職したい中高年に対し、ブラック企業はあの手この手でわなを仕掛けてきます。それはどのような罠なのでしょうか?

 

会社都合で退社した中高年の焦り

前述のデータを見てもわかるとおり、会社都合で前職を辞めざるを得ない中高年は多いです。自分のタイミングではなく会社のタイミングで仕事を失っているため、生活のために早く次の転職先を決めたいと焦っています。子供の教育費用や家のローンがまだ残っている中高年も多いでしょう。

 

そこに、ブラック企業はつけ込むのです。仕事を失った中高年が早く転職を決めたいのは、十分承知しています。と同時に、中高年たちは厳しい転職事情にさらされ、心が折れかかっています。そこへ、ブラック企業の「あなたを必要としています」「即戦力として、すぐに出社してください」などという甘いささやきを聞かされれば、なびいてしまうのも当然です。

 

このようにして、中高年たちはいとも簡単にブラック企業が仕掛ける罠にはまってしまうのです。

 

ブラックとわかっていても辞められない中高年

そして恐ろしいのは、ひとたびブラック企業に入ってしまうと、なかなか辞められないという点です。中高年たちは家族を抱えています。まだ学費がかかる子供や専業主婦の妻を抱えている中高年もいるでしょう。一家の大黒柱として決して家族に弱い面を見せられない中高年たちは、せっかく決まった転職先をそう簡単に辞めることはできません。

 

そんな中高年の足元を見たブラック企業は、会社に十分な利益が出ているのにもかかわらず従業員たちに還元することをしません。どうせ従業員は辞めないということを、わかっているからです。

 

立場の弱い中高年とその足元を見るブラック企業は、このように結びついてしまうのです。

 

本項の『一目でわかる』ポイント

早く転職を決めたい中高年は、中高年の足元を見るブラック企業に簡単に吸い込まれてしまう。

 

 

年収が高いミドル層もブラック企業の餌食になりやすい

年収が1000万クラスのミドル層も、ブラック企業の餌食になる場合があります。

 

いわゆるバブル世代のミドルクラスは、年功序列の日本企業の中で順調に年収をアップしていきました。しかし、バブルはとっくにはじけリーマンショックにさらされた今、大して能力がない人たちに高い給料を払い続けていられる企業はありません。景気の悪化とともに、年収1000万円クラスであっても早期退職に追い込まれてしまうのです。

 

彼らは何とかして再就職しようとしますが、中高年の再就職への道は険しいものです。さらに、「自分は年収1000万円の価値がある」と勘違いしてしまうと、なおさらうまくいきません。

 

そんな中高年たちにつけ込むのが、ブラック企業です。「すぐに転職できますよ」という甘い言葉で中高年たちを集め、安い給料でしばりつけられてしまうのです。高い年収を得ていたからと言って、油断はできません。

 

本項の『一目でわかる』ポイント

年収1000万円クラスの中高年であっても、ブラック企業の魔の手に掛かってしまうことがある。

 

この記事のまとめ

■転職先を選べない「後が無い」中高年は、ブラック企業の餌食になりやすい!
■生活のために早く転職先を決めたい中高年の足元を見たブラック企業は、中高年を罠にはめ、飼い殺しにしてしまう!
■年収1000万円クラスのミドル層であっても、ブラック企業の脅威は及ぶ。特に、バブル世代はご用心!

 

 

 

 

 



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