少子化と中高年


 中高年(40代以上)の再就職は相変わらず厳しい状態です。一般に再就職は一定期間、働くことを中断して、大学や資格のための受験勉強をしたり、留学したり、静養したり等々で職場から離れていた人が久し振りに職場復帰(元の職場か別の職場かは関係ありません。元の職場…つまり現職なら、休職制度を利用して)することをいいます。一方転職は在職しながら、または退職後ただちに就活することをいいますが、ここでは両者同じ意味に解釈したいと思います。

 

 ネットで見つけたニュースでは、中高年者の厳しい再就職対策を仮に国が講じても、結局無意味だといっています。理由は、中高年者の採用となればそれなりに高度なスキルを要求することになります。何十年のサラリーマン(ウーマン)生活で培ったスキルを、たとえ明日からでも、いったいどんな政策がそれを満たしてくれるでしょうか? 不可能…そういう理由です。

 

 さらに付け加えますと、もともと中高年者の需要は少ないのです。何故なら一人の中高年者は、複数人のマネジメントを行います。つまり若い複数人の社員を一人で見るわけです。将棋にたとえれば、若者は『歩』で中高年者は桂馬か銀か…少なくとも歩以外になります。歩よりもその数はぐっと少ないのです。したがって企業が採用をかける機会も少なくなるわけです。

 

 しかしニュースでは、早期退職優遇制度とそれにヒントを得たからか、比較的簡単に肩叩きに遭う時代です。このまま中高年者の再就職が難しいまま、なにもしなければ、中高年者に先はありません、と警鐘を鳴らしています。働かざる者喰うべからずといっても、働きたくても職にたどり着けない人まで一緒にしてしまうことはできません。

 

 もうじき少子化の影響が企業の採用活動に影響してきます。同時に一朝一夕には身に付かない、新卒者3人分いやそれ以上の能力と気合いを持った中高年が溢れています。遅かれ早かれ中高年者の価値が見直され、再就職市場が確立するのではないかと思っています。国の施策にはない、それは大きなパワーとなって中高年を迎えてくれるでしょう、そう願っています。



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